猿でも分かる「日経ビジネス」要約ブログ

世の中の経済や動向を知っておきたいけど、経済誌やビジネス誌を手に取るのはハードルが高いと感じてる人のための「日経ビジネス」をコンパクトに要約したブログ

2017年12月15日 臨時増刊号

経済界の著名人が2017年を振り返りながら2018年の経済を予想するというやつ。

 

2018年の運勢を占うという意味なら、おみくじ引くよりこっち読んだ方が為になりそうやな、ということで今年はおみくじも引かず、日経ビジネス読んでました。(マジです。)

  

 

増刊号は色んなテーマで予想がされてて、全部要約してると来年になってしまいそうなので(嘘です。)、その中でも2018年の世界経済の予想について要約してみました。

 

2018年の世界経済のキーワードは3つ。

  1. Gゼロ
  2. BRETEX
  3. 共産党大会

 

1.Gゼロ

今年、話題となったアメリカのトランプ大統領

選挙の時は、アメリカ第一主義をを叫んで、周りの国との同盟がどんどん薄くなっているんだって。(ちなみに、日本との関係はうまくいってるらしい。理由は、安倍さんとの個人的な関係性が良好だから。)

そのせいで、今まで世界のリーダー的存在だったアメリカがそうじゃなくなってくる。これをGゼロって言うらしい。

そうなると、貿易でも防衛でもリーダー不在の状態になって、自国オンリーでなんとかしないといけなくなるから各国、経済が不安定化すること必至らしい。

 

あと、選挙の時、トランプ大統領は色々、政策を叫んでいたけど、ほとんど実現していないらしい。その中で減税します!っていう政策があったんだけど、それだけは実現させるんじゃないかってことなんだって。

ただ減税をやると消費が増えて短期的に経済が成長するけど、結局、国の財政が厳しくなって、今度は長期金利が上昇するらしい。つまり、アメリカ自身も経済が不安定化するんしゃないかってのが、大方の予想らしい。

 

2.BRETEX

話題になってたイギリスのEU離脱。これをなぜかBRETEXと言うらしい。

実は、イギリスはEUをまだ離脱してなくて、それを決定する期限が2019年3月らしい。とっくに離脱したもんだと思ってたら、違ったらしい。…知ってた?

イギリスがEU離脱すると、どんな影響があるかってことなんだけど、イギリス内の企業で今までEUのルールに則ってた企業なんかは2018年中に拠点を移さないといけなくなる。特に、イギリスにはシティっていう名前のシティ(街)があって、アメリカのニューヨークと同じくらいデカい金融街らしい。それが、今までのEUルールでヨーロッパ内で自由にビジネスできなくなるから、ヨーロッパ全体の金融がかなり不安定になるらしいよ。

あと、ヨーロッパは今、テロが多発してるのはニュースとかでよくやってるけど、その原因は中東の難民を受け入れ始めたからなんだって。当然、ヨーロッパはこれ以上テロを増やしたくはない。ヨーロッパと中東の境にあるのはトルコって国なんだけど、難民の流入を防ぐにはトルコの防衛を固める必要がある。EUとして、イギリスが抜けると経済が不安定になってトルコ防衛に不安も残る。

 

全体的に見ると、イギリスはEUを離脱しない方がいいように見えるけど、イギリス国民は今の境遇を考えると、EUを離脱したい人が多いってことだよね。

 

3.共産党大会

アメリカが影響力を弱めてくる今後、アメリカの代わりに中国が台頭してくる可能性が高いんだって。

中国ではついこの間、共産党大会って国を挙げてのデカい会議みたいのをやったんだけど、大成功したらしい。今のトップ(習国家主席)がなかなかの人気者で、国がまとまりつつある。また、中国ではアメリカと違って国が企業を管理してて、今後、伸びていきそうな企業には簡単にお金を出せるらしいから、安定して経済成長できるらしい。(ホントかよ⁉︎)

アメリカが世界の中で影響を無くしていく中で、中国が代わりに影響力をつけてくるかもしれないですな。

 

 

結局何が言いたいかというと、2018年はいよいよ世界経済が大きく変化する可能性大ってコト。

僕ら一般ピープルの生活にはどんな影響が出るかはわからないけど、アメリカやヨーロッパ、中国に拠点がある企業には、すぐにでも何か変化があるのかもね。(転勤とか、給料が変化したりとか)